3週間のブランク

3週間、いろいろありましてな、ついPCの電源をいれなかったりで。
いろいろと考えるものだから、考えない為に本は沢山読みましたな。

さて、かいつまんで何があったのか少し話そうと思う。








8月初め、最期の試験を挟んで、僕の転職話と会社の身売り話が同時に終了した。



僕の転職は、Samsung日本法人の人事担当者が、僕の職歴に難癖をつけた。
僕は既に5年も現場から離れているというのだ。
5年も現場を離れた有機屋は雇えないと。


リサーチ会社は僕を入社させれば給料の半年分くらいの報酬がでるのであろう
最初の条件にはなかった話で、5年以前の職歴には問題はないのだから、交渉してくれという。
変な話であるがそうなのである。




ただ、僕は断られて、少しほっとしている部分もあった。
さすがに5年のブランクは不安を覚える。5年間、学会にも参加していないし、論文だって読んでない。
それに、夜には大学に行き、若い人とヤイヤイやるのも楽しいし
休日には、釣りと、ギターで過すのも悪くない。
仕事は、気楽にやろうと思えばできる、無理を通そうとするからしんどいだけである。



僕は、後10年くらい、こんなぬるま湯的生活も悪くないと思っていたところがあるのだ。
世界のトップ企業で、雑巾を絞るがごとくアイデアを出し、限界まで挑戦するのは
技術屋としては魅力的であるが、さすがに年を取ったということであろうか。


Samsung日本法人は僕以外にも有機の専門家に何人かアプローチしており、それがうまく行っているそうだと聞いた。
僕は素直に、彼らの反論を受け入れ、リサーチ会社に話の終了を告げた。
上司に、辞表を叩きつけてやれなかったことが、1つだけ残念である。






会社は、○瀬産業という、化学系商社に700億円で買い取られた。
身売りした女郎の気分である。
○瀬産業は化学系商社であることから、これまで10年くらい付き合いがある。
今でもEUへの販売は委託している。
縁がある会社である。



社内で、現場復帰はあるのだろうか?
年末に更生計画が出され、来年からきっと部門の編成変え、リストラが始まるのだろう。



試験は、全部単位は取れたのではなかろうか。前期は真面目に講義に出たからな。
たった、20名のクラスでも色々とあるもので、既に2名が休学した。
演習の単位も、後1回、欠席で単位が危ないからと言われていた3名が、最期の授業にきっちり欠席した。
昔と違って、先生も優しくなって、何とか単位を出そうとしている(不思議なことだが)
それでも、学生は、講義以上に何かを優先する。


そういえば、この3週間、随分飲んだなあ。


また、この話は次回に。