京都1日目

今日は京都である。
風が少しあり、雪花がみぞれになったり、散々である。




南禅寺前のバス停で降り、南禅寺にも、湯豆腐にも目もくれず
ひたすら背中を丸めてトボトボ「哲学の道」を歩く。
「なんとかを歩く会」のご老人達がどんどん追い抜いて行く。

前方から来る和服美人ちゃんにも視線さえ投げかけない。
(多分、近くでそんなサービスをするお店があるんだろうね)



淡水画のような道である。


しかし、折角京都に来たんだ、何かしよう。



道を少し外れたところに甘味所がある。
うむ、甘いものでも食べてみるか。
意を決して、大層な門をくぐる。





んんん???
女性ばかりが10数人もベンチで座っている。
入り口に近ずくと、なるほどね、みんな名前を書いて予約して待っているんだ。
急激にくじけてしまう。10番目に名前を書く元気はない。




僕は銀閣寺方面に向かって道を進めている。





途中、友人の為に猫のピアスとなんだかよくわからない猫を買った。
それと「ちりめん山椒」
日夜、ダイエットに励む友人に「生八橋」は少し酷であろうという配慮である。



そして、あろうことか、銀閣寺まで歩いて3分のところで
銀閣寺前のバス停に左折し、銀閣寺にさえ寄らなかったのだ。
何たる、軟弱さ、根性なし。
なんと言われようと、どうしても、もうホテルのベッドで読みかけの本でも読んでいたかったのである。
心は自身ではどうしようもないではないか。



ホテルの部屋はどうしようもなく狭いが寝るだけなら十分である

少し暗くなってきた。
四条川原町あたりに繰り出す時間である(オイ、そっちは面倒ではないのか、自問自答する)