エンジニアキャリアHacks共有プロジェクト


寒い中、大学(夜学)に通っているが、目的らしい目的はない。
卒業しても、僕のキャリアにはなんら得るものがない。
法学部であるから、キャリアどころか実務的にも、あまり有効性はないだろう。


単に、講義を聴き、それが知らないことならば、知的好奇心を満足させるだけだ。
卒業後、ロースクールにでも行き、司法試験やら司法書士を目指すならば、それは意味があるだろう。(考えないではないが、なかなか難しい)
しかしまあ、とりあえず、法律に詳しいおじさんを目指すかなあって思うんだ。








「エンジニアキャリアHacks共有プロジェクト」ってお題に、ケミカルエンジニアでもいいんだろうか?
20年以上のキャリアはあるぜ。
特許と論文で、あのサムスンヘッドハンティングもやってきたしな、結構いけてたんじゃない?




営業をやるようになって、その思いを強めたのだが、結局は商品の魅力とか、性能とかが99%を占めるよね。
冷蔵庫を南極の基地には売りに行けない。
砂漠に傘を売りに行けない。



他社にない性能を更に、顧客に合わせてブラッシュアップしなければモノは売れないのだ。
それをするのが、エンジニアであり、僕の場合ケミカルであった。
僕は有機合成化学の専門家で、新しいものを作れ、世の中にないものを作れと言われたら数百でも作るだろう。
でも、新しくて有能のものを作れと言われたら、さて、この先作りだせるかどうか?
有能なモノは既に沢山見出されているからねえ。それを超えるものを作らなきゃならない。それはとても困難だ。



実は先日、大きな人事異動があり、僕はまたしても研究所ではなく、本社に留め置かれた。
才能という点では、僕にそんなに才能があったとは思えないのだが、
想い付きのアイデアで、結構な採用を勝ち取っていたのにだ。
僕だけではない、どうも適材適所とは言えない人事であった。




出る杭は打たれる、出過ぎた杭は打たれない----------これは違う。
出過ぎた杭はのこぎりで短く引かれるのだ。
会社はエースを求めていない。協調性のある、平凡、或いはオールマイティな人を求めているのだ。
研究をやるのに、これほど役に立たない人材はいない。



馬力があって、数日の徹夜などものともしない奴
文献を読むのが早く、常に新しいアイデアの1つや2つは準備している奴。
人の作った中間体をちゃっかり拝借して、自分のアイデアに組み込んでしまう奴。
こっそり、5時過ぎてから、自分の為の実験をしてる奴



そんな奴が実験室には欲しいものだ。



さて、新しくできた開発部門にどんなテーマが与えられることだろう。
(決して、中からテーマが出て来るとは思えないのだ)




エンジニアたるもののすべてはアイデアだと僕は思うのだが
(形にするのは、それが上手な奴に任せておけばよい、ま、それもまたエンジニアなのだが)


研究室の戻してくれないなら、上海にでも飛ばしてくれればいいのにと思う、今日この頃である。