楽しいことを探そう。

開発部門に異動して2週間が経過した。
しかし、僕は相変わらず、特許を読んでいる。
いや、昨日一応目は通し終え、報告をしたのだが、索引がないとクレームを付けられる。



最初の指示はそうだったっけ? 



まあ、やる気のないことはこっちに置いておくとしても
1000件以上の特許に目を通し、「やれ」と言われたことはやったのだ。
文句があるなら自分の指示のヘタさに噛みつけばいいのに。




僕は、めったに人を嫌いにならない。割と誰とでもフレンドリーに付き合っていける。
しかし、このKとOだけは嫌いだと言ってはばからない。
(無論、嫌いと仕事とは別物なのだが)


聞かれれば「嫌いだからな」と軽く答える。
さて、本人の耳に入っているかどうか、それは知らない。




さて、君は心底嫌いな奴っているかな。
社会人になるまでは、そんな奴と付き合わなければそれで良かった。それで済んだのだ。
会社は、少しそうはいかないとこがある。仕事という媒体を通じて繋がることがある。



あの当時、各開発部門のトップとして毎週ミーティングをしていた頃、
いつも意見が衝突した。勝つこともあれば、引き下がることもあった。それは、是か非かで決めればよかった。
しかし、部下になった僕は独裁者Kの無茶な言い分にも耳を傾けなければならない。
屈辱とは言わないが「お前はバカか?」と時々言いたくなる。



とんだ、グチになってしまった。
楽しいことを探そう。